目の下が腫れたり、かさぶたができるのは皮膚病?

目の下のかさぶたは皮膚病? それは歯根の先が歯周病になった病気(根尖病巣)かもしれません。他にも、腫瘍や皮膚病が考えられますが、犬で、眼の下の付近に、かさぶた、脱毛、腫脹、疼痛、皮膚の潰瘍などが繰り返しおこる場合は、臼歯の根尖病巣が皮膚に及んでいる場合が多くみられます。皮膚病と勘違いされやすい病気です。

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昨日から急に右の目の下の頬が腫れたと来院しました。触ると痛がります。臼歯の歯根の周囲が化膿した病気です。治療には、①腐った歯髄を取り去り、その歯を残す治療と、②抜歯する治療法があります。

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この猫の左側が腫れています。眼の下が腫れています。左上顎犬歯が重度歯周炎になっており、歯根の周りが腐って、目の下まで腫れました。抜歯とその歯根首位有為の腐った骨を削り取る手術になりました

歯周病のうち、歯肉炎は歯肉が腫れる病気です。歯の周りが壊れたわけではないので、歯肉が腫れる原因をなくし、過剰な歯肉を切除する手術を行います。 歯をなくす原因の一つである歯周炎の方が、より重大な病気です(歯科治療器具)。

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歯肉が腫れて、歯が見えなくなっています。腫瘍の様に見えますが、この子は幸いに歯肉の過形成という歯肉の病気でした。

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左のわんちゃんの治療後の写真です。腫れた余分な歯肉を切除しました。定期的な処置と家庭でのケアが重要です(手術用無影灯)。